メニュー

当サイトについて


公立大学について

公立大学について少し触れておきましょう。公立大学は現在全国に七〇校以上あります。この一〇年間だけ見てもかなりの数の公立大学が設立されました。少子化が加速する中でなぜ公立大学が多く設立されるのかというと、それにはいくつかの理由があります。第一に若者を地方に引き留めたい、地方に呼びよせたいということ、第二に、地方の過疎化、活性化対策、第三に地方に大学を作って地場産業との産学連携で地方の産業の発展を図る等の目的で設立されています。授業料が安いなどで入学志願者数も多いようです。しかし、歴史や伝統のある公立は別にして、新設の公立大には多くの問題があります。第一に、地方公共団体の財政はどこも火の車で、多額の予算を必要とする大学の経営をいつまで支援して収けるのか疑問です。将来、公立大は他の公立大との統合や、私立大との合併もあり得るのです。第二に、教員や事務職員は寄せ集めです。例えば、福島県立会津大学のように、多くの教員が一度に法政大学へ転職したように、大学の教育・研究の評価は、開学当初はともかく、時を経てみなければわからないということです。

小学校四年生までの国語学習

小学校四年生までの国語学習では親に膨大な負担がかかります。一つ一つの作業は単純ですが、子供と長時間接し、子供のようすに細心の注意を払い、手間と時間を惜しみなく費やさなければなりません。この負担に耐えられるのは「この子をなんとかしなければ!」という強い使命感と利益度外視の愛情をもった親だけです。「受験国語の勉強は二年間で十分、それまでは塾に通うべきではない」というのは、塾や講師にはこの使命感や愛情が期待できないからです。塾や講師にとって生徒は顧客であり、ビジネスパートナーにすぎません。だからこそ子供たちを冷静沈着に客観視できるのですが、この関係が有効に働くのは合理性や得点効率が重要となる受験国語の勉強に突入してからです。

年をとるほど脳力が高まる

最近、ブレイン・サイエンスが著しく進歩し、脳の仕組みについて新たな知見が次々に提示されています。イギリスの神経学者が、ロンドンのタクシー運転手を対象として行った調査があります。二〇〇〇年のアメリカ国立科学アカデミーの紀要に報告されたもので、タクシー運転手について、脳の記憶の司令塔とされる「海馬」を画像診断し、彼らの「海馬」が一般人にくらべて大きいことを明らかにしています。ただし、これでは彼らの海馬が運転をすることによって大きくなるのか、あるいは記憶がいい人(海馬の大きい人)がタクシー運転手という職業を選んだからかはわかりませんでした。そこでは神経学者さらに、運転手の中でも長年にわたって業務に携わっている人ほど海馬が大きいことを明らかにしました。彼らの海馬の体積は、三〇年の熟練運転経験で三パーセントも増加していたのです。最近でこそカーナビゲーションという便利な機械ができていて、素人でも道を間違えなくなっているようですが、いままで運転仕事は、複雑な道路地図や抜け道を脳にインプットしていないとできませんでした。それだけでなく、一方通行の場所や複雑な標識をすべて記憶していないと、プロとはいえません。加えて、工事区間や自治体の条例改正などによる最新道路情報にもアンテナを張らなければならないのです。こう考えると、運転手という仕事は、たえず新たな記憶を重ねていかないと勤まらないことが理解できるでしょう。